105364 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

Afternoon Tea Room

紅茶の素敵なこぼれ話(ERIOより)

      <優雅な英国茶器が誕生したのは18世紀>
 
   紅茶を飲む風習がイギリスで広まりはじめた17世紀。
   手に入るティーポットは中国からの陶器のみ。
   貴族の間ではアン王女が発案した銀のティセットが流
   行し、ステイタスとして使われていました。
   そしてウエッジウッドなど華麗な茶器がティタイムに
   華を添え始めたのは、イギリスが紅茶輸入世界第1位に
   なった18世紀のこと。


      <ロイヤルミルクティの起源>
    
   イギリスのミルクティは、1655年、中国皇帝の晩餐会に
   招かれた英国大使がミルク入りの武夷茶を飲んだことが
   始まり。
   イギリスの茶は、ほとんどが渋みの強い武夷茶だった
   ため、渋みを和らげるのにミルクが最適だった
   らしいのです。
   やがて、ミルクティはよりまろやかで優雅なロイヤル
   ミルクティへと進化していったとか。


    <アンナ・マリアの空腹>

   イギリスの紅茶習慣のひとつ、アフタヌーンティは、空腹
   に耐えかねた侯爵夫人アンナ・マリアが、メイドに
   運ばせたお茶と軽食が始まり。
   当時(19世紀)のイギリスの食事は1日2回が普通で、
   夕食は午後8時以降でした。
   そのため時間を持て余していた貴婦人達の間で、
   情報交換の場としてアフタヌーンティが大流行!!


  <ナポレオンの紅茶大好き伝説> 
  
   あのナポレオンが実は大の紅茶好き!彼の指揮する軍
   隊には、紅茶兵と呼ばれる兵が配置されていて、
   戦闘の最中でも前線の兵士達にまで、紅茶が配られた
   とか。ナポレオン自身も戦場で、愛用の銀のポットに
   紅茶を入れて、悠々とティタイムを楽しんでいたよう
   です。王者の余裕というか証というか・・・


      <アメリカで誕生したティバッグ>

   高い紅茶が嫌で、独立戦争までやったアメリカ。
   第2次世界大戦時に紅茶の供給を断たれて以来、
   すっかりコーヒー党の国になってしまったのです
   が、2つの素敵な置き土産をくれました。
   暑い日に紅茶を冷やして飲むという発想、
   つまり元祖「アイスティ」、
   そして茶葉の片づけが楽な「ティバッグ」。
   さすが合理主義!


   <英国兵士を守った紅茶の葉>

   第二次大戦中、南方で命を落とした日本兵達の多
   くは、ジャングルに蔓延していたコレラ菌やチフ
   ス菌が原因だったとか。
   紅茶を十分入手できた英国兵士達は、茶の葉を
   水筒に入れ、その上澄みだけを飲んでいたため
   コレラなどにかかる兵士が少なかったそうです。
   タンニンの薬効が大活躍したわけです。


   <スリランカを襲ったラッキーな病>

   1870年頃、サビ病によってスリランカのコーヒー
   畑は全滅。そしてその地に新たに誕生したのが、茶園
   でした。
   たちまちスリランカは世界で有数の茶生産国になり、
   それと共にこの国では医師や弁護士よりも高給取りの
   職業、スリランカ政府公認のティーテイスターが誕生。
   ベストタイミングでやって来たサビ病に感謝!?


          <紅茶PRカー日本縦断>    

      継続中

  

    


© Rakuten Group, Inc.